新しい自由を手に入れる 跳びはねる思考 東田直樹さん
悪い人間
僕は自閉症の自分を、小さい頃は悪い人間だと考えていました。
いつもみんなに注意され続けていたせいでしょう。けれども、成長するにつれて
それは間違いだと気づいたのです。
もしも、気づくことができなければ、今とは全く違った人生を送っていたのかもしれません。
ハッとする気づきのメッセージを送ってくれたのは 跳びはねる思考の著者 東出直喜さんです。
以下に続きます。
「自分は悪くない」というのは、ともすれば身勝手な考え方だと思われがちですが、そんなことを言われれば、僕たちのような人間は生きる意味を見失ってしまいます。
直したいと思っているのに、注意されても直せない人間が、この世に存在するのです。
その理由はさまざまです。
注意されてもどうしていいかわからない、行動のコントロールがきかない、情緒が安定しない、などの問題を抱えながら生きている人がいます。そんな人たちを、どうすれば助けてあげられるでしょう。
それにはまず、この社会がどんな人にも寛容であることが大切ではないでしょうか。
僕が「自分は悪くない」と言えるようになったのは、自分のことを許せるようにな
ったからです。
自分の意思とは関係なく、僕はこの世に誕生しました。それは、いくつもの偶然が重なった結果です。
持って生まれたものが何であれ、僕はこの命に感謝しています。
善悪の判断は、僕がすることではなく、社会や周りの人んゆだねるべきだと考えるようになりました。
行動に悪意がないのは、自分がよくわかっています。
僕は、僕自身のために生きることを決心しました。
社会のルールを守るための練習は続けなかればいけませんが、たとえできなくても、落ち込む必要はないのです。
毎日の生活の中で重要なことは、注意された今日とは違う明日が来るのを、信じ続けることです。
明日に希望を求めるのではなく、今日のやり直しを明日に行うです。
善い人間に近づくために、僕は今日を積み重ねていくつもりです。
重度自閉症・・・人と会話をすることができない東田さん。
だからこそ、心にすっと響くメッセージを書くことができるのかもしれません。
僕が「自分は悪くない」と言えるようになったのは、自分のことを許せるようにな
ったからです。
善悪の判断は、僕がすることではなく、社会や周りの人んゆだねるべきだと考えるようになりました。
僕は、僕自身のために生きることを決心しました。
注意された今日とは違う明日が来るのを、信じ続けることです。
明日に希望を求めるのではなく、今日のやり直しを明日に行うです。
他にも珠玉のメッセージがいっぱいです。
勝手に飛び出すひとりごと・・・から、新しい自由を手にしてみてください。
祈りと感謝を込めまして
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