死んだあと、天国に行くには
「死んだあと、天国に行くにはどうしたらいいのですか」
死の床についたとき、人はどんなことを思いめぐらすのでしょうか。
たとえばある人は、(私とは無縁ですが)清廉潔白な生活をし、人のために尽くし、多くの人に見守られ惜しまれて死んでいきます。
そのとき、自分はこれだけのことをし、人生をまっとうしたから、もう思い残すことはないと思います。
そういう人は、おそらく天国に行くだろうとほとんどの人は考えます。
ところがです。
そうした場合、これでいいんだと思う思いが邪魔をして、天国には行けません。
そのよかった人生をずっと見ていたいという思い、思い残すことがないという思いが邪魔をして、天国ではなく、死んでからもこの世に留まることになります。
これがいちばんタチが悪いとのことです。
こうして死んだ霊を天国に送るのは難しく、なまじの方法ではできないそうです。
極悪非道の人生はどうでしょうか。
死ぬ直前に、それを深く悔い改めたとします。
こうした場合も天国には行けません。
では、悪事を働いたことで地獄の閻魔たちが待ちかまえていることになるのでしょうか。
そうではありません。
その人生をあきらめ切り、地獄でも天国でもどこに行ってもいいと思えば、それはそれで天国に行けます。
その真意、「しもべになって何も考えない」のもっとも大事な場面は、
死ぬ瞬間です。
死ぬ瞬間に「思い残すことはないと思う」、
あるいは「悔い改める」のは、どちらも考えています。
では、どうすればいいのか。
わー、なるほどと‼
と、本を読んで思いました。
人を見たら神様と思え
保江邦夫著
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